アルクとシャープは、アルクの運営する子ども向けの英会話教室「アルク Kiddy CAT英語教室」において、シャープのモバイル型ロボット「RoBoHoN(ロボホン)」を活用した授業の実証実験を、5月より開始すると発表した。

実験は、東京都内の2カ所の「アルク Kiddy CAT英語教室」で、小学校低学年のクラスを対象に、2018年5月から8月までの3カ月間実施する。アルクの小学生向け英語教材「STEP」をインストールしたロボホンを教室に設置して、ロボホンの音声認識・発話機能を活かし、ロールプレイ形式で英会話を学ぶ。

正確な発音で話しかけるとロボホンが英語で応答するほか、ロボホンからも英語で質問する。ロボホンが身ぶり手ぶりを交えてロールプレイの相手をしてくれるので、楽しみながら学習でき、自発的に学ぶ意欲の向上が期待できるという。

両者は本実証実験を通じて、英語の習得度や自発的な発話量の変化などを検証。2018年度中にロボホンを活用する教室数を拡大し、本格導入を目指すという。

将来的には、生徒一人一人の学習状況に応じて、効果的な予習・復習のサポートが行える自宅学習プログラムの導入も検討する予定だという。