ドコモ、石垣市で「スマートアイランド」の実証実験

石垣市とNTTドコモは3月28日、石垣市において、観光産業および自治体業務の効率化におけるニーズを把握し、IoTデータを活用することで、住民や観光客向けサービスの向上および自治体業務の効率化を図り、地域活性化に貢献することを目的とした実証実験(スマートアイランド実証実験)を行うと発表した。

具体的には、水道メーターの遠隔監視・漏水監視によって、職員の稼働削減と漏水の早期発見の効果を検証。また、駐車場の釣り銭残存状況の遠隔監視によって、職員の稼働削減と観光客のサービス向上につながるか検証する。

• 水道メーターの実証イメージ

• 釣銭遠隔監視の実証イメージ

そのほか、ドコモが提供する「モバイル空間統計」の高度化版「近未来人数予測」(研究開発中)によって得られる、石垣市における人数分布のリアルタイム予測に、駐車場の満空情報を掛け合わせて可視化することで、マーケティングや観光客向けサービスへの活用有効性について検証を行う。将来的には天気予報などと掛け合わせることも検討しているという。

• 人数分布の実証イメージ

• 駐車場の満空情報可視化イメージ

なお、駐車場の釣り銭の残存状況の遠隔監視および「近未来人数予測」×駐車場満空情報の可視化は、セールスフォース・ドットコムのプラットフォームを使用し、水道メーターの遠隔監視・漏水監視の可視化は韓国N3Nのプラットフォームを使用して行う予定だ。

実証期間は2018年3月18日～5月31日。