国土交通省はこのほど、2017年末時点で販売されている自動車を対象とした「2017年の燃費の良い乗用車ベスト10」を発表した。同ランキングは、自動車ユーザーの省エネルギーへの関心を高めるとともに、燃費性能の優れた自動車の開発・普及を促進するために、毎年発表しているもの。

  • 燃費の良い乗用車ベスト10(出典:国土交通省Webサイト)

燃費の良い乗用車、1位「プリウス」

普通・小型自動車のうち、最も燃費(JC08モード燃焼値)が良かったのはトヨタ自動車の「プリウス」で3年連続の首位を獲得。燃費は1リットル当たり40.8kmだった。2位はトヨタ自動車の「アクア」で同38.0km、3位は日産自動車の「ノート」と本田技研工業の「アクア」で同37.2kmと続いた。

軽自動車の1位はスズキの「アルト」とマツダの「キャロル」で同37.0km。3位はスズキの「アルト ラパン」で同35.6kmだった。

2020年度燃費基準の達成・向上達成レベルが最も高い普通・小型自動車は、トヨタの「プリウス」で達成レベルは205%。軽自動車では、スズキの「アルト」及びマツダの「キャロル」が最も高く達成レベルは150%だった。

なお、2016年度に販売された乗用車の平均燃費は同21.9kmで、前年度から約1.3%向上している。