スマホ(スマートフォン)の動画機能の向上は目覚ましいものがあります。多くの機種で4K動画の撮影に対応するようになり、手のひらサイズのスマホで驚くほど高画質な動画が撮れるようになりました。「ビデオカメラは持っているけれど、近ごろはズームが必要な運動会ぐらいしか出番がなくなった」という人も多いのではないでしょうか?

  • 昨今、スマホで動画を撮る人が増えている。4K撮影に対応する機種が大半になり、立ち止まった状態で撮るならば不満のないクオリティの動画が撮影できる

しかし、スマホの動画機能にも欠点があります。歩きながら撮影すると、揺れやぶれが目立ってしまうこと。多くのスマホは手ぶれ補正機構を搭載していますが、歩きながらの撮影でよく見られる大きな揺れまでは補正できません。絶え間なく揺れる動画は見るのが辛く、頑張って撮った動画も結局見ることなくお蔵入り…ということになってしまいます。

スマホでアクティブに動画撮影を楽しみたい人の必需品となりつつあるのが、手持ちのスマホを装着して使うぶれ補正装置「スタビライザー」です。内部のセンサーと連動してスマホを常に一定の状態に保つことで、大きな揺れもしっかり補正してくれる優れモノ。「歩きながらの撮影でもヌルヌルとなめらかな動画が撮れる!」と、普段スマホを愛用する人に広く評価されています。

  • 中国などアジア圏で広く普及しているスマホ用スタビライザー。最大手の中国DJIが税込み16,800円という手ごろな価格の「Osmo Mobile 2」を発売し、日本でも今年一気に広まりそうだ

これまで、スマホ用のスタビライザーは3万円近くしていましたが、このジャンルで最大手の中国DJIが税込み16,800円という衝撃的な価格の「Osmo Mobile 2」を発表。旧モデル「Osmo Mobile」よりも格段に安くなったにもかかわらず、使いやすさや実用性が向上しており、早くも「スマホ用スタビライザーの決定版!」という声もあるほどです。どれだけの実力を持っているのか、チェックしてみました。