山﨑賢人、藤ヶ谷太輔、窪田正孝、片寄涼太、大東駿介、新田真剣佑……と今をときめくイケメン俳優たち。作品によっては子供の頃の回想シーンなどが現れるが、そのイケメン俳優たちの”幼少期”を次々演じて話題となっているのが、子役の荒木飛羽(あらき とわ)だ。

事務所の先輩・高杉真宙も「どう見ても絶対イケメンになる!」と太鼓判を押し、雑誌・JUNONの2018年3月号では「“今年絶対くる”ネクストブレイクイケメン」として選出されている。さらに、NHK大河ドラマ『西郷どん』では、18日放送の第11回から徳川慶福(家茂)役として登場。2018年公開の映画も3本待機するなど、今度の活躍からも目が離せない。現在12歳の荒木に、話を聞いた。

  • 荒木飛羽

    荒木飛羽 撮影:大塚素久

今までの作品の思い出は

――最初にぜひ、このお仕事をやりたいと思ったきっかけを教えてください。

キッズコレクションというファッションショーの帰り道でスカウトされて、いろいろな作品の撮影を重ねるうちにお芝居をもっとやりたいと思うようになりました。友達も増えてきたし、大人の方たちの演技を見て「すごいな」と思って、みなさんみたいになりたいです。

――いろいろな作品で、人気の俳優さんの幼少期を演じられていますが、どんな方が印象的でしたか?

『兄に愛されすぎて困ってます』の片寄涼太さんは、初めて会った時も優しく接してくれたし、初めから優しくてみんなを笑わせてくれました。『好きな人がいること』の山﨑賢人さんは、初めて会った時に声をかけてくれて、僕に合わせた話をしてくれたのが嬉しかったです。僕のやっていたゲームを見て「どういうゲームなの?」と聞いてくれたりして、緊張せずにお話できました。

――『HiGH&LOW』ではスモーキー(窪田正孝)の幼少期を演じられていて。かなり背景が特徴的なシーンでもありましたよね。

『HiGH&LOW』はアクション系の作品の撮影が初めてだったので、楽しかったです。機械がいっぱいあって、触っちゃいけない、と気をつけていたのを覚えています。あとは妹のララ役の女の子とも仲良くなって、カットがかかるたびにじゃんけんをしました。

――オーディションで役を勝ち取ることも多いと思いますが、何かコツなどはありますか?

オーディションでは、特技を言ったりします。緊張しますけど、コツは、お母さんに褒めてもらうことです(笑)。お父さんとお母さんが練習に付き合ってくれて、褒めてもらって、自信をつけます。

小学校でも話題に

――特技はダンスということですが、どういうダンスが得意なんですか?

ヒップホップです。3歳の時にEXILEのATSUSHIさんが歌っているのを見て、なぜか「ダンスをやる」と言い始めたらしくて(笑)。それがきっかけで、今も続けています。

――今、小学校6年生で、学校の友達から活躍について声をかけられることはあるんですか?

クラスで「あの作品に出てたね」と声をかけられたりします。『HiGH&LOW』の時は、女子が話題にしていて、違うクラスの女の子にも『HiGH&LOWに出てたでしょう』と言われました。どの作品も反響はあるんですけど、『兄こま』『トドメの接吻』『24時間テレビ』(24時間テレビ40ドラマスペシャル『時代をつくった男 阿久悠物語』)は、特に友達に言われることが多かったです。

――学校ではどんな科目が得意なんですか?

得意な科目は国語で、苦手な科目は算数です。台本を読むようになってから、だんだん国語の成績が上がってきていると思います。

――ちなみに、好きな女の子のタイプはありますか?

考えたことない……(困った様子に)。

――すごいピュアな反応が……! かわいい人と美人な人だと、どちらが好きとか。

かわいい人と、美人な人って、違うんですか……? (照れながら)性格がよくて明るい人です。