米Tenable Network Securityは3月8日、脆弱性データを戦略的インサイトに変換し、サイバーリスクを管理、測定、最終的な削減を目指す、サイバーセキュリティ研究者とデータ科学者の専門家チーム「Tenable Research」の拡大を発表した。

Tenable Researchでは、サイバー・エクスポージャーを常に理解し、正確に表現することができない組織課題「サイバー・エクスポージャーギャップ」を低減するため、既存の脆弱性研究チームに新たに結成されたデータサイエンスチームが加わり、一般のセキュリティコミュニティと協力する。

具体的には、脆弱性の深い専門知識を活用して、新たな脆弱性を特定し、同社の「Nessus」および「Tenable.io」において脆弱性チェックを公開、顧客が問題を迅速に検出できるようにし、これらのインサイトを活用してより効果的なプロセスとテクノロジー活用を促進し、ベンチマークソリューションを含む新製品の革新と機能を生み出していく。

Tenable Researchグローバルチームには、国際的に有名なセキュリティ研究者であり、コンテナセキュリティのリーダーであるFlawCheck氏(2016年Tenable社買収)の創業者であるTony Bettini氏が率いたオリジナルの研究およびデータサイエンス部門が含まれている。オリジナルの研究チームは、Nessusで扱う脆弱性に関する深いナレッジを蓄積するため、セキュリティコミュニティと20年近く協力してきた。

Tenable Researchチームは、サイバーセキュリティ、保険、学界、ロボット、検索エンジン、プロのポーカープレイまで、さまざまな経験をもとに、プレッシャーや動的環境下でのデータを活用してリスク評価する独自視点を提供していく。