月経(生理)が7日以内に終わらない状態が毎月続くようであれば、一度婦人科で検査を受けたほうがいいでしょう

◆8日以上月経(生理)が終わらない「過長月経」
月経(生理)が終わらず、8日以上長く続く場合を「過長月経」といいます。月経が始まる前にごく少量の出血が2~3日続いたり、月経の終わりかけの出血が数日ダラダラ続くせいで、トータルの出血期間が8~10日になるという程度であれば何もせず様子を見ても問題ないことが多いです。

しかし、しっかりした月経様の出血が8日以上続く場合、たいていは徐々に貧血になってしまいますので注意が必要です。

たとえ出血量が多くなくても、月経が7日以内に終わらない状態が毎月続くようであれば、一度は婦人科で検査を受けた方がいいでしょう。

◆過長月経の原因は、月経不順と過多月経
過長月経になる原因としては、「無排卵性月経」という月経不順と、月経量が多いために出血期間も長くなっている過多月経が考えられます。

●月経不順
「無排卵性月経」は月経不順のパターンのひとつ。周期は大体月1回くらいのペースでも、排卵せずに月経が来ているという場合があります。排卵しないとホルモンの波がしっかり作られないので、中途半端な出血がダラダラ続く感じの月経になります。少量で2~3日で終わってしまう場合もありますが、逆に量は少ないまま2週間近く出血が止まらないという場合もあります。無排卵になっているかどうかは基礎体温をつければわかります。

●過多月経過多
月経つまり月経量が多いために出血期間も長くなっているという場合。過多月経になる原因は子宮腺筋症・子宮筋腫・子宮内膜ポリープなど何らかの形的な異常が子宮そのものにあることがほとんどですが、子宮の形や大きさは正常なのに、月経量が多くなる場合もあります。

筋腫などの異常があるかどうかは、超音波検査をすればはっきりします。稀にですが、出血を止める機能に異常があって、月経量が増えてしまう場合があります。ホルモンの検査も超音波検査も異常がなくて、鼻血が出やすいとか怪我をすると血が止まりにくいといった出血傾向がある場合は、血液内科での検査が必要になります。

◆貧血になっている場合は必ず治療が必要
無排卵による過長月経の場合は、多少月経期間が長めでも、貧血になっておらず妊娠の希望もない場合、そのまま様子を見ても大きな問題はありません。

ただし、毎月2週間以上出血が続く場合は、ホルモン剤によって周期を整えた方がいいでしょう。妊娠の希望がある場合は、排卵を促す治療が必要になります。筋腫や腺筋症があって過長月経になっている場合は、ピルなどのホルモン剤による治療を行うか、手術を検討する必要があります。

特に貧血を伴っている場合は、少なくとも貧血に対しての治療は継続的に必要です。毎月月経量が多くてゆっくりと貧血になっていった場合、かなりひどくなるまで自覚症状が出ないことがありますので、動機や立ちくらみなどの症状がなくても注意しなければいけません。

筋腫などがないのに月経量が多い場合も、ピルで月経量のコントロールをしたり、閉経が近い場合は偽閉経療法を行って閉経を早めたりします。


文=清水 なほみ