Tecmintは2018年3月6日(米国時間)、「How to Enable and Disable Root Login in Ubuntu」において、Ubuntuでrootアカウントでのログインを許可する方法と無効にする方法を紹介した。通常、サーバを管理する場合、rootでログインする行為は推奨されていない。rootアカウントの代わりにsudoコマンドを使うほうがよいとされるケースが多い。記事でもrootアカウントをアクティブにする必要性はそれほどないと説明している。

設定を変更すると、次のようにコンソールからrootアカウントでログインできるかどうかが変わるようになる。

  • rootでのログインが無効化された状態 - rootアカウントでログインできない

    rootでのログインが無効化された状態 - rootアカウントでログインできない

  • rootでのログインが有効化された状態 - rootアカウントでログインできる

    rootでのログインが有効化された状態 - rootアカウントでログインできる

状態の変更はpasswd(8)コマンドで実施することができる。

rootアカウントでのログインを有効化する方法

sudo passwd -u root

rootアカウントでのログインを無効化する方法

sudo passwd -l root

rootアカウントでログインできるようにしておくと便利なこともあるが、セキュリティ上好ましくない状況になることもありうる。rootアカウントを運用する場合は、ポリシーなどを定めて適切な管理を行うことが望まれる。

コンソールからのrootアカウントのログインを許可するかどうかの設定はオペレーティングシステムごとに異なる。*BSD系では/etc/ttysの設定を書き換えることで、コンソールからrootアカウントでログインできるかどうかを変更できる。