国際女性デー(International Women's Day)である3月8日、Googleは公式ブログでこれを記念し、男女平等やダイバシティに関連する記事を投稿。検索結果など関連するコンテンツを紹介している。

投稿しているGoogleのLorraine Twohill氏自身早期からGoogleのマーケティング分野を中心に活躍する女性でGlobal Marketingのシニアバイスプレジデント(SVP)。女性として、素晴らしい娘の母親として、姉として、また情熱的な女性の権利主張者として、昨年はかつて無いほど男女平等に対するアクティブな年であったと振り返っている。向こう一年の"gender equality"での検索行動は過去最高を記録しており、ただ言葉の意味を知るのではなく、不平等を理解するための方法を探し、主張したり行動したりし始めていると8日に設置されたGoogleトレンドを使った特設サイトを紹介している。

2004年から世界での"gender equality"での検索総数を示しているが、波を打ちながらもその平均値は着実に伸びており、検索キーワードのうち"How to"(ハウツー)を求める上位5つは

・How to help gender equality("gender equality"を手伝う方法)
・How to support gender equality("gender equality"をサポートする方法) ・How to measure gender equality("gender equality"を計測する方法)
・How to improve gender equality in the workplace(職場で"gender equality"を改善する方法)
・How to talk about gender equality("gender equality"を議論する方法)

過去1週間の世界各国での興味順位は、
1.メキシコ
2.ジンバブエ
3.ニカラグア
4.グアテマラ
5.ホンジュラス

過去1年間の"gender equality"の問題点としてはセクシャルハラスメントや女性への暴力(Violence against women)が多く、Workplace representation(職場での権利)やReproductive right(生殖権/リプロダクティブライツ)、Access to education(教育へのアクセス)が検索結果の上位として示しており、過去一週間ではセクシャルハラスメントが多い。また、北米中心に広がったSNSなどでセクシャルハラスメントに対しての体験を共有するいわゆる#MeToo(ハッシュタグミートゥー)運動に対する検索状況などもグラフで纏めている。

また、GoogoleサーチエンジンのロゴをクリックするとInternational Women's Day 2018を記念するinteractive Doodleを設置。世界12カ国のアーティストたちによるストーリーを閲覧できる。またGoogle検索やマップなどサービス上にビジネスや組織属性を表示するGoogleマイビジネスにおいて、女性起業やwomen-ledな女性中心ビジネスを示すWomenledの属性情報を追加するなど、各プロダクトを使い女性をサポート。平等な未来を支援するとしている。

  • Googleで検索窓上の図をクリックすると
  • 表示されるDoodleでは12カ国のアーティストによる作品が読める。日本からはイラストレーター・切り絵作家の、たけうちちひろ氏(同氏公式<a href="https://www.chihirotakeuchi.com/" target="_blank">Web</a>)が参加している
  • Googleで検索窓上の図をクリックすると、表示されるDoodleでは12カ国のアーティストによる作品が読める。日本からはイラストレーター・切り絵作家の、たけうちちひろ氏(同氏公式Web)が参加している