LCCのPeach Aviationは3月1日、パイロットの自社養成を開始すると発表した。Peachではこれまで、航空大学校や私立大学等の操縦士過程を卒業し、航空会社のパイロットとして必要なライセンスを所有した人々を採用した後、社内で副操縦士として養成を行ってきたが、最初のライセンス取得から自社で養成をするのは今回が初となる。

  • Peachは設立当初より、パイロットと整備士に関して新卒採用を実施してきたが、ライセンス未取得者を採用するのは今回が初となる

    Peachは設立当初より、パイロットと整備士に関して新卒採用を実施してきたが、ライセンス未取得者を採用するのは今回が初となる

アジアではLCCの普及などにより航空総需要が急激に拡大しており、パイロット不足が大きな問題となっている。Peachは、日本とアジアのかけ橋としてアジアマーケットにおいてさらなる成長を遂げ、航空需要の拡大に貢献していくためには、パイロットを自社のスキームで育成することが重要であると考え、今回の決定に踏み切った。

2018年夏頃には自社のWEBサイトなどを通して第1期生の募集を開始し、2019年度中にパイロット訓練生として入社する流れを予定している。詳細は決まり次第、改めて発表する。