アライドテレシスとマクニカネットワークスは2月28日、アライドテレシスのSDN/アプリケーション連携ソリューション「Secure Enterprise SDN(SES)」と、マクニカネットワークスが提供するオランダSecurityMattersのソリューション「SilentDefense」を連携させると発表した。

今回の連携により、SDN(Software-Defined Networking)による産業インフラへのネットワークセキュリティ強化ソリューションを提供していく。

  • 連携ソリューションのイメージ

    連携ソリューションのイメージ

マクニカが代理店として日本のユーザー企業へ提供しているSilentDefenseは、産業用制御システムの特徴を捉え、ネットワーク監視、システム内のアセット管理、外部/内部脅威対策、ネットワーク設計ミス/操作ミス防止など、産業用制御システムにおける包括的なセキュリティ対策を実現するソリューション。

特徴としては、重要な産業用制御システムを止めないパッシブ構成で動作し、産業用制御システム用の独自のプロトコルを深いレベルまでパケットデコードして識別できる点だという。

また、パケットデコードして得た情報をマッピングし、複雑な産業用制御システムにおけるネットワーク通信の統計情報やシステム階層、アセット情報をグラフィカルに表示し、一元的に認識を可能としている。

同機能により、企業に求められる国際的および地域的な規格/ガイドライン(IEC 62443、NERC CIP、NIST Cybersecurity Frameworkなど)への準拠を支援する。

一般的な産業用制御システムのプロトコルへの対応に加え、各企業が独自で開発・運用している産業用制御システムに対応するため、ユーザー企業自身が脅威検出のスクリプトを開発可能なアーキテクチャであり、機密性の高い産業用制御システム内でもセキュアに運用できるという。

さらに、ホワイトリスト検知/ブラックリスト検知が可能であり、ネットワーク設計ミス/操作ミス、外部/内部脅威をリアルタイムで検知を可能としている。