ルネサス エレクトロニクスは2月27日、リモートI/Oやネットワーク対応ドライブ、通信モジュールなどの産業機器に、ネットワーク機能を付加するのに最適化された「RZ/N1Lソリューションキット」を発表した。

「RZ/Nシリーズ」は、PLC(Programable Logic Controller)などマスター機器向けのハイエンドプロセッサ「RZ/N1Dグループ」、HMI(Human Machine Interface)などのミッドレンジ機器向け「RZ/N1Sグループ」に加えて、リモートI/Oなどのスレーブ機器向けに特化した「RZ/N1Lグループ」の3シリーズがラインアップされており、すでにRZ/N1DならびにRZ/N1S用のソリューションキットは提供されていた。

今回のRZ/N1Lソリューションキットを活用することにより、ユーザーは、デイジーチェーン構成やシステムのモニタリング機能付き末端装置の実現に使用される2チャンネルのイーサネットポートなどの機能を評価することが可能となる。また、コードやデータ格納用の32MBの外部フラッシュメモリ、デバッグ用ポート、プッシュボタンとLEDなどが搭載されており、USB経由で給電されるため、スタンドアロンなリファレンスデザインとして部品選定に使えるだけでなく、異なる産業イーサネットプロトコルの要求に対応したハードウェアの設計ガイドラインとなっているため、設計リスクや開発遅延を防ぐことができるようになるという。

さらに、抽象化レイヤとして機能する汎用APIを提供しているため、コンパイラやOS環境に加えて、主要なプロトコルスタックパートナの異なる産業イーサネットプロトコルに対して統一したサポートを提供している。これにより、ユーザーは容易かつアプリケーションソフトウェアへの影響を最小化して、プロトコル変更を実施することができるようになるほか、サンプルコードとプロトコルスタックはソリューションキットに同梱されているため、追加費用なくユーザーは多様なプロトコルを容易に評価することができるようになるという。

なお、同ソリューションキットは2018年4月より提供が開始される予定だという。

  • ルネサスが提供する産業ネットワーク機能評価用「RZ/N1Lソリューションキット」

    ルネサスの産業ネットワーク機能評価用「RZ/N1Lソリューションキット」