スイスu-blox AG(日本法人:ユーブロックスジャパン)はは、マスマーケット向け産業用/自動車用アプリケーションを対象とした、高精度測位ソリューションを実現する「u-blox F9テクノロジー・プラットフォーム」を発表した。

「u-blox F9テクノロジー・プラットフォーム」

u-blox F9テクノロジー・プラットフォーム

同プラットフォームは、全地球測位システム(GNSS)技術と、推測航法、高精度アルゴリズム、および各種GNSS補正データ・サービスとの互換性を兼ね備え、センチメートル級の精度を達成する。

マスマーケット向け産業用/自動車用アプリケーションをターゲットとした同社の測位モジュールの次世代を支えるもので、複数の周波数帯(L1/L2/L5)でGNSS信号を使用することで電離層による測位誤差を補正し、初期測位時間の短縮(高速TTFF)を実現する。すべてのGNSSコンステレーション(GPS、GLONASS、Galileo、Beidou)から信号を受信できるため、視野内の衛星の数を増やすことでパフォーマンスがさらに向上する。

また、オプションのオンチップ・リアルタイム・キネマティック(RTK)技術を利用すれば、センチメートル級の精度も実現する。既存のGNSS補正サービス・プロバイダーとのオープンなインタフェースの提供に加え、主要なGNSS補正サービスをサポートし、RTK高精度測位を初めて市場に投入した。

さらに、意図的であるか否かを問わず、干渉から保護する妨害電波/スプーフィング検知システムを搭載し、高水準のセキュリティを確立している。慣性センサーによる推測航法技術は、条件の厳しい都市環境でも高精度なパフォーマンスを実現する。

同テクノロジーの自動車向けアプリケーションには、ヘッドアップ・ディスプレイ対応の車線レベル・ナビゲーション、車載インフォテインメント・システム、自動走行車および完全自律走行車の前提条件となる車車間・路車間(V2X)通信などがある。一方、産業分野においては、大型トラックやロボット芝刈り機の地上走行車やドローンなど、民生用無人車両アプリケーションの普及を可能にする。

なお、同社の測位製品センター測位製品開発部門エグゼクティブ・ディレクター、Daniel Ammann氏は、次のように述べている。「高精度はマスマーケット向けの測位技術における次のフロンティアであり、堅牢でスケーラブルな高精度測位ソリューションを必要としているアプリケーションは無数にあります。u-blox F9は、これらのニーズに応えるハードウェアおよび統合ソフトウェア・コンポーネントを提供します」