三菱重工グループの三菱重工サーマルシステムズは2月19日、家庭用ルームエアコン(ビーバーエアコン)の2018年モデルを発表した。最高級の「SWシリーズ」6機種と、高機能モデル「RWシリーズ」6機種、および標準モデル「TWシリーズ」の7機種を用意し、3月下旬に発売する。

  • ルームエアコンSWシリーズ

    ルームエアコンSWシリーズ

全シリーズに「JET気流運転」や「ワープ運転」、「おまかせ気流運転」を搭載。JET気流運転は、少ない電力で大風力を吹き出し、音や振動を抑えながら遠くまで風を届けるという。ワープ運転は、部屋を早急に冷やしたり、暖めたりしたいときに使うモード。航空機やロケットの製造も手掛ける三菱重工グループのテクノロジーによって、素早く部屋の温度を調整するとしている。おまかせ気流運転では、風量、風光を自動コントロールし、部屋全体の温度を管理する。

  • JET気流運転のイメージ

    JET気流運転のイメージ

SWシリーズは人感センサーも搭載。人の動きに応じて、きめ細かい温度調整が可能だ。このほか部屋全体、中央、左奥、右奥、左手前、右手前などを組み合わせ、16パターンから空調エリアを選択できる。

SWシリーズとRWシリーズは、室内機の内部を清潔に保つ「フィルター自動清掃」機能も内蔵。ダストボックスは抗菌仕様で、ブラシは取り外して水洗いできる。ダストボックスのお手入れは1年に1回で、交換時期が訪れるとランプが点滅する。加湿器との連動も可能で、別売のハイブリッド加熱気化式加湿器「roomist」と連携し、あらかじめ設定した湿度を保つ。

  • フィルターを自動で清掃してくれる

    フィルターを自動で清掃してくれる

3シリーズとも、適用畳数(冷房時)ごとに6畳、8畳、10畳、12畳、14畳、18畳で使えるモデルを用意。TWシリーズの10畳モデルは、電源が100V用と200V用のモデルがある。価格はオープンで、推定市場価格はSWシリーズが17万円前後(税込)から24万円前後(税込)、RWシリーズが11万円前後(税込)から17万円前後(税込)、TWシリーズが8万円前後(税込)から17万円前後(税込)。