Avastは2月14日、2017年第3四半期の「Avast Android App Performance & Trend Report」を発表した。同レポートは、同社製品を利用するAndroidユーザー300万人を対象とした調査によるもので、ユーザーの意図による使用とバックグラウンドでの実行中の双方の観点から、システムのリソースを消費するアプリを紹介している。

起動時に実行され、バックグラウンドで動作を続けるアプリの場合、SamsungとGoogleのアプリがバッテリー寿命、データ通信量、ストレージを総合的に消費するアプリのワースト10を独占している。ワースト1はSamsungのAllShareアプリとなった。

ストレージ消費のワースト3アプリはFacebook、Spotify、Instagram、データ通信量のワースト3アプリはGoogle Talkback、Facebook、Instagram、バッテリー消費のワースト3のアプリはBeaming Service for Samsung、Samsung WatchOn、Netflixアプリだった。

  • バッテリーを消費するアプリ ワースト10。左から、ユーザーの意図による利用、起動時に実行 資料:Avast

  • データ通信量を消費するアプリ ワースト10。左から、ユーザーの意図による利用、起動時に実行 資料:Avast

  • ストレージを消費するアプリ ワースト10。左から、ユーザーの意図による利用、起動時に実行 資料:Avast

  • バッテリー、ストレージ、データ通信量の観点から見たワーストアプリトップ10。左から、ユーザーの意図による利用、起動時に実行 資料:Avast

Avastのシニア・バイスプレジデント兼モバイル・ビジネス担当ジェネラル・マネージャーであるガガン・シン氏は「憂慮すべきは、比較的旧型のSamsung製デバイスが、現在も多数使用されている現状。こうしたユーザーの多くは、Samsungが旧型スマートフォンのセキュリティ・アップデートを定期的に実施していないこと、それによってユーザーが危険にされされていることを認識していない」とコメントしている。