俳優の窪田正孝が10日、映画『犬猿』(2月10日公開)の公開初日舞台挨拶に、新井浩文、江上敬子(ニッチェ)、筧美和子、吉田恵輔監督とともに登場した。

  • 左から江上敬子、新井浩文、窪田正孝、筧美和子、吉田恵輔監督

同作は𠮷田恵輔監督のオリジナル作。印刷会社に勤める真面目な弟・金山和成(窪田)&乱暴者でトラブルメーカーの兄・卓司(新井)の兄弟と、見た目は悪いけど頭がよく勤勉な姉・幾野由利亜(江上)&要領は悪いが容姿と人当りの良さで人気者の妹・幾野真子(筧)の、”W犬猿ペア”の兄VS弟、姉VS妹のドラマを描く。

この日3回目の舞台挨拶で、過激なトークも飛び出していたという出演者陣。窪田は「お兄ちゃんがキャバクラで女性のあれをこうやっている演出の横に似たんですけど、どういう顔していいかわからなかった……」と、新井が女性の胸をいじるシーンについて振り返った。

新井は「あれは演出です。自らやらないでしょ、おっぱいにバーって」と弁解。吉田監督は「撮りたいときに、ここにいる子が邪魔だったんだけど、後ろに下げると不自然じゃん。だから(新井に)乳首ディンディンディンってやってもらった」と演出意図を明かした。吉田監督は「新井くんミスしないのに、その時はディンディンできなかった」と暴露すると、出演者陣は爆笑して崩れ落ちていた。

また、役者陣の兄弟関係について聞かれると、窪田は「兄が2人いますね。小学生くらいまで血みどろでしたけど、1回虫を取りに行った時に、僕の手にゲジゲジみたいなのがついて泣きじゃくって」と過去の思い出を語る。「兄貴は笑いながらどっかいっちゃったけど、戻ってきたらティッシュを取ってきてくれて、虫をとってくれたんですよ。そんないいこともあったな」と振り返ると、新井は「兄貴も素手じゃ触れなかったんだね」と頷いていた。

「一番の支えというくらい仲の良い姉」がいるという筧は、「ベッドで一緒に寝て、お互い背中を向けて寝ていたのに、朝起きたら(自分が)抱きついて寝てた」と仲良しエピソードを披露。江上は「そっくりな弟がいまして、検索してください」と語りかけつつ、「弟は常に私に敬語ですね。昔っからですね。嫌われてるのかな……?」と不安がっていた。