NECは2月7日、API連携により既存の入退場ゲートやドアに設置することで顔認証による解錠を実現する「NeoFace Access Control」を、同日より販売(出荷は2月14日から)すると発表した。希望小売価格(税別) は120万円。

  • 設置イメージ

「NeoFace Access Control」

この製品はNECの顔認証AIエンジン「NeoFace」や顔認証用カメラ、CPUボードなどを最適化して組み込んだパッケージ製品。認証速度は1秒未満でゲートで立ち止まらなくても通過できるという。

本体は、380(H)×150(W)×153(D)mm、約6.8kgとコンパクトで、画面はタッチ操作でメニュー操作ができる。

製品内のSSDハードディスクに約5,000人分のデータ登録が可能で、本体自体にデータベースを保持しているため、別途サーバを用意することなく1 台のみでも運用が可能。また、データベース管理サーバと連携させることで、約10,000人分のデータ登録や管理、多数台での運用も可能。

同社では、企業事業所の入退場だけでなく、コンサート会場などのチケット転売防止対策としても利用できるとしている。

今後は新たなソリューションをパートナー企業と創出または提供することを目的とした「ソリューション開発プログラム/顔認証」に本製品を追加し、パートナー企業との協業をさらに強化していくという。