インターネットイニシアティブ(IIJ)は1月22日、「IIJモバイルBiz+サービス」において、モバイル端末固有の識別番号「IMEI」を利用した接続認証機能の提供を開始した。IIJモバイルBiz+サービスとは、IIJモバイル回線の通信制御機能を利用できる法人向けのサービスで、たとえば会社の支給端末において、業務に不要なサイトへのアクセスを禁止するといったことができる。

IMEIによる接続認証機能を利用すると、登録されたIMEIと、接続元のIMEIが一致しないと通信サービスを使えなくなる。たとえば会社から支給された端末からSIMカードを抜き取って私物の端末に挿しこんでも、通信が行えないように設定可能だ。端末ごとのIMEI番号登録は、管理者用のWebサイトから行う。

  • IMEIを利用した接続認証機能のイメージ

IIJモバイルBiz+サービスを利用するには、IIJが提供する法人向けモバイル通信サービス「IIJモバイルサービス」との契約が必要。IIJモバイルBiz+サービスの初期費用は10,000円で、1アカウントあたりの月額利用料は300円となっている。IMEIによる接続認証機能は、IIJモバイルBiz+サービスの標準機能として提供するため、追加料金は不要だ。