ウェアラブルIoT製品の開発を手がけるミツフジと、IT技術の研究創出を行うTRIARTは1月17日、医療業界・スポーツ業界等向けに、ウェアラブル製品を用いた大量な生体情報データの収集・蓄積・データ解析をワンストップで利用できるサービスを開発提供していくために業務提携することで基本合意したことを発表した。

ミツフジは、導電性繊維の応用製品として生体情報を取得可能なウェラブル製品を世に送り出している企業。九州工業大学発の研究開発型技術創出ベンチャーであるTRIARTは、セキュリティ関連システム開発やIoT、AI、医療などの分野において開発を手がけている企業だ。

今回の提携により、両社のもつ技術や製品を連携させ、様々なサービスを共同開発して全世界に向け提供を行っていく。まずは、ミツフジのウェアラブル生体情報マネジメントサービス「hamon」を用いた生体情報データの収集・蓄積・データ解析という一連の作業をワンストップで利用可能なサービスとして開発し、2018年を目途に提供を行う予定だ。

  • ウェアラブルIoTのデータ解析サービスに向けて提携

    サービス概要

事業提携に先駆けて、2018年1月より、WBA世界ミドル級チャンピオン、村田諒太選手の実証実験環境の提供を開始。トップアスリートが有する未知の領域における心電、筋電などの身体パフォーマンスを研究し、コンディション管理の実現を目指し、本技術を提供していくという。今年度中の開発完了を目指し、2018年度4月から全世界へ向けて提供を行っていくとしている。