デンソー、東芝デジタルソリューションズ、東芝情報システムは、デンソーが東芝情報システムの発行済み株式総数の20%を保有する資本提携に関する契約を締結したことを発表した。

  • デンソーと東芝情報システムが資本提携

    デンソーと東芝情報システムが資本提携

自動車産業では、Connectivity(接続性)、Autonomous(自動運転)、Shared mobility(共有)、Electric mobility(電動化)など技術面で複雑かつ高度化が進む中、車両に搭載されるソフトウェアの開発力強化が求められている。

東芝情報システムは、電気自動車をはじめとした車載電動化技術、高度運転支援・自動運転技術において、組込ソフトウェアの開発力と実績を有している。今回の資本提携により、デンソーは東芝情報システムを組込ソフトウェア戦略パートナーとして、車両に搭載されるソフトウェアの開発力強化を図る。

また、3社は、自動車業界を取り巻くパラダイムシフトを勝ち抜くための競争力を強化し、さらなる事業拡大を目指すとしている。

デンソーと東芝グループは、2017年4月にIoTを活用したモノづくり、高度運転支援・自動運転などの分野での協業強化を開始している。今後も3社は、戦略パートナーとして組込ソフトウェア事業、IoTを活用したモノづくりなどにおける協業関係や資本関係の強化検討を進め、安心で安全なクルマ社会の実現に取り組んでいくと説明している。