ZMPは、自動運転を用いたサービス開発向けに、運転席にドライバーがいない状態での公道実証実験を支援するパッケージの販売を開始したことを発表した。価格は8000万円〜(税別)。

  • RoboCar MiniVan

    RoboCar MiniVan

同社は、自動車/部品メーカー、大学等に自動運転技術開発向け実験車両「RoboCarシリーズ」を販売するとともに、公道での自動運転実証実験を実施している。昨年12月には、遠隔型自動運転システムによる公道実証実験を都内で実施し、その成果をもとに、運転席にドライバーがいない状態での公道実証実験を含めた、実証実験支援パッケージの販売を開始した。

同パッケージには、自動運転技術開発向け実験車両 RoboCar MiniVan(自動運転走行に必要なセンサを含む)、自動運転用コンピュータ IZAC(基本ライセンス料 + 制御コンポーネントオプション、走行テスト費用を含む)、高精度マップ、映像監視システム(送受信機等)、遠隔運転席設備(コントローラ、モニター、シート等)、実証実験の計画と実験シナリオの立案支援 、実験シナリオ実現にむけたソフトウェアカスタマイズといった、自動運転に関するハード・ソフトが含まれる。

さらに、対象地域の行政・警察機関への届出に関する支援、お実験実施に関するエンジニアリングサポート、およびオペレーションのサポートなども含まれており、サービス実証実験に向けた準備期間の短縮が可能となっている。

  • 遠隔型自動運転システムの構成

    遠隔型自動運転システムの構成

高齢化・過疎化問題に取り組んでいる自治体、大学、企業などにおけるモビリティサービス開 発ソリューションとして、また、ADAS・自動運転技術開発における公道での実験・評価などで活用できる。

なお、1月17日〜19日に東京ビッグサイト(東京国際展示場)で開催される「第1回 自動運転 EXPO」において、RoboCar MiniVanの展示や同パッケージが紹介が行われる。