左から時計回りに高梨ミツヤ役の清水尋也、石野ありさ役の恒松祐里、伊東悠人役のゆうたろう、綾戸純恵役の上白石萌歌。

那波マオ原作による実写映画「3D彼女 リアルガール」の追加キャストが発表された。

中条あやみ演じるリア充な美少女・色葉、佐野勇斗(M!LK)演じるオタク男子・つっつんこと筒井光と同じ高校に通うイケメン・高梨ミツヤ役に清水尋也、ミツヤに想いを寄せる石野ありさ役には恒松祐里が決定。また筒井の後輩で、2次元オタクの女子・綾戸純恵役に上白石萌歌、筒井の良き理解者であり、唯一の友人であるオタク仲間・伊東悠人役にゆうたろうがキャスティングされている。

清水は「イケメンのチャラ男」という自身の役どころについて「僕にとって、今作は1つの挑戦でした。観る方は替えの腹筋を用意して下さい。自らハードルを上げましたが、応えます。リアルに面白いです」と自信をのぞかせ、恒松は「キャストの6人とは初対面の人もいたのに、物凄く仲良くなれてみんなでお芝居をするのが楽しかったです」と撮影を振り返る。

また上白石は「同世代6人で個性をぶつけ合って作り上げたこの作品は、とても色鮮やかに、みずみずしく仕上がっていると思います。誰かを想うことの素晴らしさを教えてくれる作品です」と作品の見どころを語り、本作が映画初出演となるゆうたろうは「最初は初めての映画撮影の現場で不安しかなかったんですけどキャストのみんなが同世代っていうのもありすぐ仲良くなれた事がほんとに嬉しくて、お芝居の事も色々と相談出来たので緊張なく撮影に挑めました」と心境を明かした。

「3D彼女」は、リア充な美少女・五十嵐色葉と、オタク男子・つっつんこと筒井光の関係を描く不器用なラブストーリー。原作はデザート(講談社)で連載され、単行本と新装版全12巻が刊行されており、テレビアニメ化も決まっている。「ヒロイン失格」や「未成年だけどコドモじゃない」などで知られる英勉が監督を務める映画は、2018年秋に全国ロードショー。

清水尋也(高梨ミツヤ役)コメント

撮影を終えての感想ですが、現場が常に笑いに包まれていました。アドリブの嵐で、たまにキャラを見失いそうになった程です。英監督は本番中もモニター前で爆笑してましたし、人生で1番ボケた1ヶ月間でした。
人生で初めて金髪チャラ男を演じたので、僕にとって今作は1つの挑戦でした。観る方は替えの腹筋を用意して下さい。自らハードルを上げましたが、応えます。リアルに面白いです。このチームで映画を作れた事を幸せに思います。

恒松祐里(石野ありさ役)コメント

石野さんはとにかく明るくてパワフルな女の子だったので、それを前面に出して撮影中は過ごしていました!キャストの6人とは初対面の人もいたのに、物凄く仲良くなれてみんなでお芝居をするのが楽しかったです。
本作は普通なら仲良くなりそうもない立場の6人が学校のヒエラルキー関係無く、仲間になっていくというのが魅力の一つだと思います。実際に物凄く仲良くなった私たちでしか出せない映像を見て頂きたいです!

上白石萌歌(綾戸純恵役)コメント

少女漫画原作の作品に挑戦するのは今回が初めてで、既にイメージが出来上がっている役柄に息を吹き込む作業はとても新鮮でした。私が演じる綾戸は、自分の世界の中だけで生きているような女の子ですが、初めての恋を経験して成長していきます。恋には人を変える力があるのだと実感した作品でした。
同世代6人で個性をぶつけ合って作り上げたこの作品は、とても色鮮やかに、みずみずしく仕上がっていると思います。誰かを想うことの素晴らしさを教えてくれる作品です。スクリーンの中で私達と是非一緒に青春を味わいましょう!

ゆうたろう(伊東悠人役)コメント

とにかく周りのみなさんに助けられました。最初は初めての映画撮影の現場で不安しかなかったんですけどキャストのみんなが同世代っていうのもありすぐ仲良くなれた事がほんとに嬉しくて、お芝居の事も色々と相談出来たので緊張なく撮影に挑めました。正直戻れるなら戻りたいです。こんなにキラキラした現場で伊東くんとして過ごせた1ヶ月半が幸せでした。
原作ファンの方、英監督のファン、キャストのファン、年齢性別問わず色んな方に観て頂きたいです。個人的には伊東くんの猫耳に是非注目して観て頂けたらなと思います。ご家族お友達恋人、はたまた1人で(僕は応援してます)劇場までキュンキュンしに行ってください!!

プロデューサーコメント

“ミツヤ・石野さん・綾戸さん・伊東”という4人のキャラクターは、一般的には「脇役」になりがちなのですが、脚本の段階から、英監督とは「色葉&筒井だけでなく、4人の誰かにも観客の皆さんに共感して貰える様、それぞれのエピソードや個性を大事に描こう」と話していました。
ですので、キャスティングの際も、その4人の個性を大切に演じて貰える方を、という目線でお願いしました。
“ミツヤ”という役どころは、色葉や筒井と対立する関係で始まるので、掛け合いの間合いが難しいのですが、清水尋也さんは抜群の上手さで演じてくれ、演技面での現場のけん引役となってくれました。二枚目から三枚目を自在に行き来できる演技は末恐ろしい!
“石野さん”は、色葉・筒井の恋愛インストラクターという立ち位置ですが、その「遠慮ない距離の近さ」「天真爛漫さ」を恒松祐里さんは見事に演じてくれました。めまぐるしく気分が変わるキャラの内面の演じ分けは素晴らしく、画面に彩りを加えてくれました。
女性版筒井ともいえる“綾戸さん”ですが、上白石萌歌さんは体を張ったオーバーアクションにアドリブの台詞回しも絶妙で、キャラクターを良く研究しているんだなと感心しました。筒井との畳掛ける様な会話は微笑ましく、本番でも思わず笑ってしまいました。
“伊東”という役は、猫耳がトレードマークなので、まずは「猫耳が似合う」ことが条件でしたが、ゆうたろうさんは映画初出演とは思えない演技でした。出番がない時でも現場に現れてスタッフにお茶を配ったりと、初の現場を楽しんでいたのが印象的でした。
真夏の暑い中、撮影は過酷でしたが、とにかく6人は本当に仲良く元気いっぱいに演じてくれて、そんな雰囲気が作品にもきちんと表れていると思いますので、完成を楽しみに待っていてください。

映画「3D彼女 リアルガール」

2018年秋全国ロードショー
原作:那波マオ『3D彼女 リアルガール』(講談社「KCデザート」刊)
監督:英勉
出演:中条あやみ、佐野勇斗、清水尋也、恒松祐里、上白石萌歌、ゆうたろう ほか

(c)2018 映画「3D彼女 リアルガール」製作委員会 (c)那波マオ/講談社