サッカー解説者のセルジオ越後が、1月14日に放送された『FOOT×BRAIN』(テレビ東京、毎週日曜11:00~)にゲスト出演。先週に引き続き、今年6月に開催が迫るロシアワールドカップの展望を語った。

昨年、日本代表は欧州遠征でブラジル、ベルギーといった世界の強豪に力及ばず、さらにEAFF E-1サッカー選手権2017では、韓国に1-4と惨敗を喫するなど、不安を残す結果となった。6月のロシアW杯では、「グループH」に入り、コロンビア、セネガル、ポーランドと戦う。課題が残る中、あと半年で日本の選手たちがすべきことは何かを聞かれたセルジオは、「あれ(ブラジル、ベルギーとの戦い)がグループリーグだったら、2試合で終わったね」と厳しい一言。また、「半年あると言うけど、代表にとっては半年もない。集まって生活するのは2週間あるかないか。所属しているチームで試合に出て、パフォーマンスを上げること、選手1人1人の宿題はそこだと思います」と考えを述べた。

また、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督が本田圭佑、香川真司、岡崎慎司を最近招集していないことについては、「僕はもっと早く外すべきだった」とズバリ。「選んでしまうと、(選手が)“そのままでいい”と思っちゃう。1回外すと、代表に未練があるなら意識が変わる。本田らは危機感を感じていると思う」と語った。

続けて「呼んで使って次から使わない、呼んでおいて使わないで切る、というのは選手が一番傷つく。変える時は変えた方がいい。監督もそう。韓国、オーストラリア、サウジアラビアは監督を変えたのに、なぜ日本は変えないのか? 監督にも圧力をかけなきゃいけないんですよね」と持論を展開した。

外された3人は今後どうなるのか? 番組のインタビューに、ハリルホジッチ監督は「もちろんコンディションが良ければ呼び戻す可能性はあります」とコメント。「私の要求が高いのはご存知でしょうが、選手たちがそれに応えられるのであれば、日本代表への復帰もあります。各ポジションで競争がありますから、その競争に勝つことです。よりパフォーマンスが良い選手を選ぶだけです」と説明した。

ここで、歴代チームの戦い方を“キーワード”でまとめたVTRが登場。これを見たセルジオは、「ベスト16に入った日韓W杯(2002年)、南アフリカW杯(2010)は、グループに南米のチームが入っていないという共通点がある」と指摘。「どういう相手・サッカーが苦手か、データとして出ている。そういうチームともっと試合やらなきゃ。ドリブラーやサイド攻撃が活発なチームは、引いて守るチーム(日本)には天敵」と弱点を挙げた。

「自然に守ってカウンター。相手が自分より強いと認めるところから戦術が始まる」と、自身が思う日本の戦い方について語ったセルジオ。「プライドだけ先に行ったらどうしようもない。0点で抑えようとする、そういう当たり前のことをすればどの国でも、リーグでも、弱いチームが強いチームを脅かしている。日本は組織力もあるし、結束もあるから、それが日本に向いている」と提案していた。