創業400年の老舗が手がける、京都・四条烏丸のとびきりキュートなスイーツ

ブルーとピンク、ゴールドを基調とした店内には、「アリス」のオブジェなどがきらびやかにディスプレイされています。メルヘンさとエレガントさを合わせもつ、甘すぎない空間は、まるでおとぎ話の世界に迷い込んだかのよう。

「ワンダースウィーツキヨナガ」を手がけるのは、18代目の前川清貴さん。和菓子の素晴らしさをもっと色んな層に知ってもらいたいとの思いから、和と洋を融合させたスイーツを生み出しました。そのきらびやかなスイーツは一見洋菓子のように見えますが、実は伝統的な和菓子の製法でつくられているものばかり。一口食べれば和菓子のおいしさを再発見できる、新感覚のスイーツがそろいます。

たとえば「ショコラyokan」のベースにあるのは、亀屋清永が得意とする羊羹の技術。羊羹の魅力をもっと世界に広めたいと、海外の方にも受け入れられやすいチョコレートでアレンジしました。一見普通の羊羹のようですが、ひとくち食べると、みずみずしい口あたりと小豆の風味の後に、ショコラの香りがふわっと駆け抜けます。


素材に使われるのは、古くより邪気を払うとされる小豆と、食べると幸せな気分になるといわれるチョコレート。ラッキーアイテムのダブル効果で、世界中の人々を幸せにしたいとの思いも込められているのだとか。イートインの場合は、季節にあわせたトッピングでデコレーションしてくれるので、店内で楽しむのがおすすめ。

また、「麩の焼き」は、和菓子の定番麩焼きせんべいにカラフルなペインティングを施したキュートなひと品。柄によって、しょうゆ、ココナッツ、チョコレート、ラズベリー、ストロベリーの5種類のフレイバーを楽しめます。打ち出の小槌の横に書かれた「福」の字は、16代目によるものなのだとか。

ほかにも、和三盆を使ったバラと蝶のお干菓子と金平糖が詰まった「ohigashi」は、まるでジュエリーボックスのような華やかさ。実は2層になっていて、食べ進めていくと中からもう一度バラと蝶が現れるサプライズもうれしいところ。

商品だけでなく、店内のしつらえにもルーツである「亀屋清永」の要素が取り入れられています。壁紙や天井のブルーやピンクは、亀屋清永の和菓子や手提げ袋の色であったり、床にはロゴにも使われている亀甲紋がモチーフとなっていたり。店内を見渡せば、「和菓子の世界に恩返しをしたい」という前川さんの思いがそのままお店に反映されていることに気付かされます。

京の老舗ならではの伝統の技と思いのもと誕生した、新しいかたちのスイーツ。ぜひ味わって、和菓子の奥深さを感じてみてください。