昨年9月に現役を引退し、WOWOWテニス アンバサダーに就任した元プロテニスプレイヤー・伊達公子。このほど都内で会見に臨み、1月15日からオーストラリア・メルボルンで始まる全豪オープンテニスの見どころや現在の心境について語った。

  • 伊達公子

    伊達公子

全豪オープンという大会の特徴について伊達は「気候の変化はありますが、日本人を含むアジア人にとっては時差がないということで、ヨーロッパの選手に比べると調整しやすいのでは。実際、私自身にとっても戦いやすい場所でありました」と解説。今回アンバサダーとして現地を訪れることについては「つい最近までコートの現場にいた立場として、選手の気持ちですとか、選手の傾向、大会の雰囲気など、自分ならではの出来ることを生かせられれば」と語った。

残念ながら錦織圭選手、アンディ・マレー選手は欠場となったが、注目選手については、「女子はセレーナ(・ウィリアムズ)が出ないとなると、こればかりは始まってみないと分からない、というのが正直なところですね。でも大坂なおみ選手、日比野奈緒選手にも可能性はあると思います。男子ではカムバックした経験が余裕となって、フェデラーが(優勝の)可能性としては高いでしょうね」と分析した。

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そして最後に「もし選手だったら暑さに耐えられるか気になりますが(笑)、引退した数カ月後に、選手ではないとしてもグランドスラムに行けるというのは純粋に嬉しいです。素直に感じること、見えること、触れられることをそのまま伝えられたら」と改めて抱負を述べた伊達。彼女なりの視点でどのような解説が聞けるのか注目だ。

全豪オープンテニスはWOWOWプライムとWOWOWライブにて1月15日(月)から28日(日)まで連日生中継で放送(第1日無料放送)。