2018年の年頭にあたり、東芝デジタルソリューションズ 取締役社長の錦織弘信氏は、以下の年頭所感を発表した。

明けましておめでとうございます。謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

昨年より東芝グループは、新生“東芝”として、社会インフラ、エネルギー、電子デバイス、デジタルソリューションの4事業を柱として新たな歩みを始めました。当社は、IoTやAI技術を活用したデジタルソリューション事業を担い、東芝の総合力を発揮してまいります。

昨今、世界情勢が混沌とする中、社会的な課題は複雑化しており、特に日本では、高齢化や労働人口の減少により課題先進国“日本”と言われております。

このような社会環境の中、東芝グループは持続可能な社会の実現に向けて、革新的な技術やソリューションを提供することで、より良い社会の発展に貢献してまいります。そのためには、IoTやAI技術を活用したデジタルトランスフォーメーションの実現が必要です。

東芝のIoTを支えるのが、東芝IoTアーキテクチャー“SPINEX(スパインエックス)”です。昨年、“SPINEX”の「人を想うIoT」のビジョンの実現に向けて、人とモノの視点を持った2つのAIを揃えました。人に関わるAIとして、コミュニケーションAI “RECAIUS(リカイアス)”、そして、モノに関わるAIとして、東芝140年のモノづくりの知見と実績を生かしたアナリティクスAI “SATLYS(サトリス)”です。

この東芝のIoTと2つのAIを中核としたデジタル技術を活用することにより、ビジネスプロセスを変革(Change)し、生産性を向上させ、働き方を改革することにより、社会やお客様と共にイノベーティブな新しい価値を共創(Create)していくこと、これが東芝の目指すデジタルトランスフォーメーションです。

本年は、東芝のIoT事業を本格的に展開することで、企業の社会的責任(CSR)として、社会的な課題を解決し、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。

本年も何卒よろしくお願い申し上げます。