2018年の年頭にあたり、富士通エフ・アイ・ピー 代表取締役社長の米倉誠人氏は、同社社員に向け、以下の年頭所感を発表した。

明けましておめでとうございます。

新年を迎え、皆さんとともに、気持ちも新たに仕事に取り組んでいこうと思います。

昨年11月28日に、当社は創立40 周年を迎えました。2018年は次の10年に向けてのスタートの年です。私たちのミッションは、これまでも、これからも、「最先端のICT 技術を駆使し、お客様との共創を通じてお客様のビジネス拡大に貢献する、時代に合ったサービスを提供し続けること」だと考えます。「富士通エフ・アイ・ピーはデジタル革新のベストパートナー」だとお客さまに思っていただけるように、当社の強みを生かしたビジネス展開を目指していきましょう。

1.強化すべき分野への取り組みを加速

今後当社が強化すべき分野への取り組みを加速したいと思います。SaaS やクラウドサービスについては、昨年11 月からEDI クラウドサービス「TradeFront/6G」の提供を開始しており、2018 年1 月からは「PCI DSS クラウドサービス」も提供を開始する予定です。お客さまや市場のニーズを捉えながら、引き続きサービスの拡充を進めていきましょう。

また、当社の強みである業種・業務ノウハウを生かして、お客さまの業務により深く入り込んだサービス提供を目指していきたいと思います。

2.最先端技術の活用と新たな価値創造

最先端の技術については、社内実践を本格的にスタートさせたいと思います。RPA などを導入し、社内の業務プロセスの効率化・自動化に自ら取り組んでノウハウを蓄積することで、その経験知をお客さまへサービスとして提供することを目指したいと思います。

お客さまのデジタル革新に貢献できるサービスを提供するため、当社の強みは何か、競争力となる強みをしっかり見極めて、お客さまへ提案していくことが重要です。これまでのデータセンター事業者としての実績を生かしながら、最先端の技術も組み合わせて、データセンターに集めたデータを活用、分析し、新たな価値に換える。この価値創造サイクルをしっかりまわして、新たなビジネスを創っていきたいと思います。

3.働き方改革の推進

労働力不足や過重労働などが深刻な問題となる中、当社にとっても働き方改革は最重要課題の一つです。昨年発表した「富士通エフ・アイ・ピー ワークスタイル変革宣言」で示した通り、仕事の進め方を見直すことにより生産性の向上を図り、メリハリのある働き方を実践していきましょう。取り組みの成果は、皆さんのワークライフバランスの向上にもつながります。一人ひとりが自発的に取り組み、改善できる部分は積極的に変えていって欲しいと思います。

4.当社の「あるべき姿」の実現に向けて

40周年を機に始めた取り組みで、アイデアコンテストのように、今後も継続していくものがあると思います。ただ実施することに満足するのではなく、より成果が得られる取り組みへと進化させていきましょう。そうした取り組みの積み重ねが、当社の10年後を形作ります。当社がより良い企業として発展していくために、皆さんに考えてもらった「FIP のあるべき姿」を実現できるよう、全員で取り組んでいきましょう。