GMOリサーチはこのほど、「働き方改革に関する意識調査」の結果を発表した。調査期間は2017年12月7~10日、有効回答は11~18歳の女子中高生595人、女子中高生の娘を持つ30~59歳の有職女性600人。

女子中高生、働き方改革の認知度は6割弱

「働き方改革」という言葉を耳にしたことがある割合は、女子中高生57.0%、母親70.7%と、女子中高生の方が13.7ポイント低かった。

働き方改革を認知している人の関心度をみると、「関心があり、そういった制度を取り入れている企業で働きたい」と答えた割合は女子中高生36.6%、母親33.7%と、ともに3割を上回った。また「関心がある(計)」との回答は女子中高生55.8%、母親71.2%で、認知度と同じく若年層の方が関心は低いことがわかった。

「働き方改革に期待すること・必要だと思うこと」を聞くと、女子中高生・母親ともに「性別・年齢・障がいの有無などに関わらず活躍できる会社になる」(女子中高生57.5%、母親38.2%)、「残業が少なくなる」(女子中高生50.4%、母親39.4%)、「有給休暇が取りやすくなる」(女子中高生49.9%、母親48.6%)、「始業・終業の時間が柔軟に決められるようになる」(女子中高生31.0%、母親37.7%)が上位4位に入った。

  • 働き方改革に期待すること・必要だと思うこと 複数回答(出典:GMOリサーチWebサイト)

中でも女子中高生では、「性別・年齢・障がいの有無などに関わらず活躍できる会社になる」が6割近くに上ったほか、「残業が少なくなる」「有給休暇が取りやすくなる」も5割前後を占め、同社は「仕事だけでなくプライベートにも時間を割ける環境も必要だと考えていることがうかがえる」と分析している。