JR東日本はこのほど、車内アナウンスの内容をスマートフォンへ文字配信するシステムを開発し、1月9日から日光線で実証試験を行うと発表した。

  • 実証試験を実施する列車に掲出される中吊り広告イメージ(画像はすべてJR東日本提供)

このシステムは、乗務員が車内マイクで発声したアナウンスを乗務員用タブレットで認識して文字変換し、その文字データを列車内の乗客のスマートフォンへインターネット経由で配信するしくみに。文字情報を受信するには「放送案内アプリ」という専用アプリが必要で、乗車中にアプリを起動すると、音声アナウンスに続いてその内容が文字で表示される。表示する言語は日本語・英語・中国語繁体字・スペイン語の4カ国語から選択可能。今回の実証実験ではiOS9.0以降のiPhoneのみ対応となる。

  • システム概要イメージ

実証試験は、日光線を下り(日光方面)9~16時・上り(宇都宮方面)10~17時に走行する車両のうち、放送案内アプリの中吊り広告のある列車1編成のみで実施する。試験を実施する列車の運行時刻は日によって異なるため、事前の公表はしないとのこと。試験期間は2月15日までとなっている。