フィンエアーグループ(本社: フィンランド)は現地時間の12月5日、フィンランドを代表するデザインブランド「マリメッコ」とのコラボレーションに新たな柄を導入するとともに、2018年2月より新コンセプトによるビジネスクラスサービスを展開することを発表した。

  • 今回新たに加わるのは、"泉"をモチーフにした「Kaivo(カイヴォ)」柄

    今回新たに加わるのは、"泉"をモチーフにした「Kaivo(カイヴォ)」柄

フィンエアーは2012年10月より「マリメッコ」とのデザインパートナーシップを結んでおり、2013年5月から全ての旅客機で、マリメッコの定番柄を用いた Marimekko for Finnair コレクションのテキスタイルとテーブルウェアを採用している。今回新たに加わるのは、"泉"をモチーフにした「Kaivo(カイヴォ)」柄で、枕、ブランケットのほか、テーブルウェア(ビジネスクラスのみ)やアメニティキット(ビジネスクラスおよびエコノミーコンフォート)に使われる。

フィンエアーのキャビンインテリア開発部門責任者のデヴィッド・コンドウ氏は、「キャビン全体に北欧をイメージしたデザインを採用することで、お客さまが気持ちを落ち着かせ、頭をすっきりさせられるような旅行体験にいざないます。新しいテキスタイルとアメニティは、北欧の家庭や風景からインスピレーションを得た、フレッシュで現代的な美しさを備えています」とコメントしている。

2018年に向けた新しいマリメッコのインテリアは、フィンエアーのエアバスA350から順次導入される。

  • ビジネスクラスの利用者には専任の客室乗務員を割り当て、一人ひとりに合ったサービスを提供

    ビジネスクラスの利用者には専任の客室乗務員を割り当て、一人ひとりに合ったサービスを提供

新しいサービスコンセプトによりビジネスクラスでは、北欧デザインのキャビンの中で、まるでレストランにいるかのように、幅広いセレクションの中から食事やワインを選ぶことができる。ビジネスクラスの利用者には専任の客室乗務員を割り当て、一人ひとりに合ったサービスを提供する。

また、午前中にアジアを出発する長距離便では、フィンランドの伝統である「Kahvikutsut」(フィンランド式のコーヒーブレーク)として、2回の食事の合間に、カレリアパイやシナモンロールといったフィンランド定番のお菓子を、コーヒーなどの飲み物とともに提供するサービスを行う。新コンセプトによるビジネスクラスサービスは、2018年2月7日より、東京、上海、ソウルの長距離路線で開始され、同年夏までに他の長距離路線でも順次導入予定となっている。