ユニアデックスは12月18日、「教育委員会向けネットワーク分離ソリューション」パッケージの提供を開始すると発表した。同ソリューションは、ヴイエムウェア製品と自社開発の製品群から構成される。

今年10月に、文部科学省から「教育情報セキュリティポリシーに関するガイドライン」が発表されたが、一定の利便性を担保しつつ情報漏洩を防止する有効な情報セキュリティ対策として、「ネットワーク分離」が注目されている。

学校教育現場における「ネットワーク分離」とは、物理的または論理的に成績情報などの機微情報を扱う校務系システムとWeb閲覧などの校務外部接続系システム、そして授業に利用する学習系システムを分離することを指す。

論理的な分離方法として、ヴイエムウェアの仮想デスクトップ「VMware Horizon」」を用いることにより、システム間の通信は画面転送のみに限定され、なおかつ端末にデータを残さないという対策をとることが可能だという。

また、ネットワーク仮想化製品「VMware NSX」による「マイクロセグメンテーション(ファイアーウォールを仮想マシンごとに設定する)」機能を用いることにより、標的型攻撃や危険サイトへのアクセスによる校務系システムへのマルウェアの侵入被害を最小限に抑えることができる。

あわせて、2要素認証製品「SecureSuite V」や学校ホームページのセキュアな運用を実現する「NeXtCommons」、マルウェア対策製品なども提供する。

  • 「教育委員会向けネットワーク分離ソリューション」の概要