気がつけば12月、そして寒さ厳しい冬が到来していますね。街も人もクリスマスムードが漂っていて、街行く人々は何だかふわふわしているようにも見えてきて、1年の中でもこの12月ってやっぱり特別なんだなあと思います。

ふわふわしているからこそ、お金もふわふわと出ていかないように気を引き締めなくてはいけません。そこで今回は節約の王道、暖房費の節約テクニックをご紹介します。

  • 暖房費を少しても抑えるテクニック

窓の冷気をカット

暖房効率を上げるなら、窓まわりを整えるのはマストです。その理由は、窓を閉めていても窓ガラスを通して部屋の暖かい空気が逃げて、外の冷気が入ってくるからです。この窓に隙間なく、厚手のカーテンがかかっているかチェックしましょう。レースのカーテンのみや、おしゃれな布程度のペラペラしたカーテンなら、すぐに厚手のカーテンへの買い換えをおすすめします。

節約したい場合は、窓ガラスにこん包用のプチプチを隙間なく貼りましょう。貼るときは、剥がすときのことを考えて、養生テープなど剥がしても糊が着きにくいテープがおすすめです。 

また、窓面で冷やされて下降してきた気流は、室内に冷気を広げてしまいます(コールドドラフト現象)。そこで、カーテンが燃えない程度の距離に窓際にファンヒーターを置くことで、冷気を温めて上昇させるので部屋に冷気が広がる冷気をほぼカットする効果があります。

湿度を上げる

湿度を15%上げると体感温度が1度上がると言われるように、乾燥しがちな冬場は湿度を上げる工夫をしましょう。加湿器の利用がおすすめですが、洗濯物を部屋干しにしたり、リビングで鍋料理を食べたりするのも効果的です。

自分を温める

暖房の設定温度を下げることが暖房費節約には大切なポイントですが、快適に過ごすためには、自分自身を温めることもポイントとなります。

1枚羽織る、1枚履くだけで体感温度が上がります。省エネルギーセンターによると、薄手シャツ+ズボンの組み合わせからTシャツ+スウェット上下に変更することで、体感温度は1.5~2.3度上昇するそうです。また、フリース上着を追加すると+2.2度、靴下・スリッパが各+0.6度、膝掛けが+2.5度、カーディガンで+2.2度とのこと。さらに、首にスカーフやタオルを巻くのもおすすめです。

細かいテクニック

エアコンの設定温度は20度に設定して、出かけるときや就寝15分前には暖房を切りましょう。ヒーターの後ろのフィルターやエアコンのフィルターを2週間に1度は掃除をする、暖房をかけているときは一部屋に集まって、暖房を使う部屋を減らすことで、使うエネルギーを減らすことができます。

こたつの掛け布団は二重にすると、熱が逃げにくくなります。ホットカーペットの下に断熱シートを敷いて、床に熱が逃げないようにする。

お風呂は寝る1時間から30分前くらいに入って、身体が温かいうちに布団に入れば寝付きもよくなります。ポットに残ったお湯は、湯たんぽとしてムダなく使いましょう。身体が温まる飲料は、紅茶、プーアル茶といった色の濃いお茶がおすすめ。冬はスープにかたくり粉などで、とろみを付けると、身体の中から温まります。

これから寒さが厳しくなりますが、暖房費の節約を心がけて、財布の紐をしっかりと締めることで、カラダもお財布もポカポカになるでしょう。

※画像は本文とは関係ありません。

丸山晴美(まるやま はるみ)

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外国語の専門学校を卒業後、旅行会社、フリーター、会社員、コンビニ店長へと転職。22歳で節約に目覚め、年収が350万円に満たないころ、1年で200万円を貯める。26歳でマンションを購入。2001年に節約アドバイザ―として独立。ファイナンシャルプランナー、消費生活アドバイザーの資格を取得し、お金の管理、運用のアドバイスなどを手掛け、TV、雑誌などで幅広く活躍している