兼松は、防衛装備庁より次期飛行点検機2機を受注したと発表した。2017年9月に防衛装備庁と受注金額76億1800万円にて売買契約を締結し、2020年3月の引き渡しを予定しているという。

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兼松は、2016年、防衛省航空幕僚監部が実施した次期飛行点検機の提案要求に対して、米Textron Aviation製の「サイテーションLatitude(680A)」をベースの機体に、ノルウェーNorwegian Special Mission製の飛行点検装置を組み合わせた飛行点検機を提案しており、今回、当該機種が選定された。

サイテーションLatitude(680A)は、2015年に初号機が納入され、2017年現在、世界各国で100機が運用されている航空機。また、飛行点検装置も40台以上の納入実績があり、現在、国土交通省航空局にて運用されている「ボンバルディアDash8-Q300型」および「サイテーションCJ4型飛行検査機」にも採用されている。

兼松グループは今後も、国内外に有するネットワークを活用し、これまでに培ってきたノウハウを生かしながら航空機関連ビジネスをさらに拡大していくという。