JALは12月1日、LCCの春秋航空日本からの要請に応え、春秋航空日本の安全品質向上を目指し、サポートしていくことに合意したと発表。春秋航空日本の安全基盤の強化に向けて、今後はJALのオペレーションに関するノウハウの提供などを行っていく。

  • 春秋航空日本の一部整備業務は、JALエンジニアリング(JALEC)が受託している

    春秋航空日本の一部整備業務は、JALエンジニアリング(JALEC)が受託している

春秋航空日本では現在、一部の乗務員に対し、一時的に乗務を停止した上で再発防止に向けた付加訓練を行っている。安全レベルの確認を行った後に乗務復帰を行い、安全運航に努めていくとしている。同社では日常運航において、安全に関わる事象が発生した場合は、全て乗務員から事象報告を受け、事象の発生原因と再発防止に向けた対応策を社内で広く共有化を図り、再発防止に努めるとしている。

春秋航空日本の整備は自社運営体制としているが、一部整備業務はJALエンジニアリング(JALEC)が受託している。今般、さまざまな支援策を検討していく中で、まずは包括的に整備業務を受託する準備を進めていくことで合意した。

  • まずは包括的に整備業務を受託する準備を進めていく

    まずは包括的に整備業務を受託する準備を進めていく

JALは今回のサポートは日本のLCCマーケットの発展を目的とし、春秋航空日本の支援を行うことでLCCの安全品質の向上を図る。春秋航空日本の安定的な運航維持を実現することで、中国マーケットからの訪日需要拡大にもつなげるとしている。