横浜FMの扇原貴宏にとっては、かつてプレーした古巣との対戦。ホームで旧友との上位決戦を戦う [写真]=J.LEAGUE

■横浜F・マリノス サイドアタックの中核を担うマルティノスも復帰

【プラス材料】
 シーズン中盤から増えてきた負傷によるアクシデントだが、ここへきて特に攻撃陣の駒が揃いつつあるのは明るいニュースだ。

 全治8カ月の長期離脱を余儀なくされた齋藤学こそ不在だが、その齋藤共にサイドアタックの中核を担うマルティノスは先週の高知キャンプから復帰。大学生との練習試合にも途中出場し、キレのあるプレーを見せた。今節は途中出場かもしれないが、ジョーカーとしてベンチに控えているだけで心強い存在だ。

 また、右ひざを負傷して一時帰国していたウーゴ・ヴィエイラが13日に再来日し、翌日の練習から合流した。コンディションは良さそうで、早ければ今節のC大阪戦からベンチに入る可能性がある。ここまで10ゴールを挙げているチームのトップスコアラーの帰還によって、攻撃のカードはさらに増えた。

【マイナス材料】
 対戦相手のC大阪とは今季2戦2敗と相性が悪い。リーグ戦とルヴァン杯グループステージの両方で0-2で黒星を喫し、いずれの試合も内容で劣っていた。払拭すべき苦手意識が少なからずあるのはマイナス要素と言えるだろう。

 メンバー構成に触れると、攻撃陣は選手のやり繰りが可能になっている一方で、安定が求められる守備陣には顔ぶれの変化がある。

 オーストラリア代表としてW杯の大陸間プレーオフを戦っていたデゲネクはコンディションが心配されるため、栗原勇蔵の先発が濃厚に。左サイドバックのレギュラーだった山中亮輔は重傷ではないが負傷しており、この一戦は下平匠が先発する。いずれも実力と実績を兼ね備えた選手で大きな不安要素にはならないが、今季はなかなか出場機会に恵まれていないことも事実。早い段階で試合のリズムをつかみたいところだ。

文:totoONE編集部

■セレッソ大阪 天皇杯優勝も視野に、モチベーションは高い

【プラス材料】
 ルヴァン杯の決勝では川崎を2-0で下して、悲願の初タイトルを獲得した。その後、杉本健勇、山口蛍、キム・ジンヒョンといった代表選手を除いては、しっかり休養を取りながら、明るい雰囲気のなかで調整を行うことができた。

 そして今節は、ACL出場圏内となる3位の座を争う横浜FMとの直接対決。現在3位というポジションにいるだけに、ここで勝つことができれば、より有利な立場に持っていくことができるだろう。ルヴァン杯制覇だけでなく、天皇杯優勝への機運と合わせて、モチベーションは依然として高い。

 横浜FMとは今季ホームゲームを2戦行い、いずれも2-0で勝利。カギとなるのは、今回もサイドの攻防。マルティノスら強力な相手のアタッカーを、丸橋祐介や松田陸を中心にうまく封じ込めたい。

【マイナス材料】
 ルヴァン杯などでの活躍も著しかった木本恭生が、決勝戦の終盤に負傷。J1中断期間中の練習試合も欠場している。今季の横浜FM戦で2戦2得点と活躍も見せていただけに、彼が欠場となると、チームにとっては痛い。

 また、杉本、山口、キムは、いずれも代表戦でプレーし、タイトなスケジュールでこの大一番に臨むことになる。移動疲れと合わせて、コンディションは気になるところだ。

 横浜FMとのアウェイ戦では、J1リーグ戦で最後に勝利したのは、3-2で制した2001年のJ1セカンドステージ第10節までさかのぼらなければならない。15年以上も勝てていないアウェイの横浜FM戦は“鬼門”と言っていい。

文:totoONE編集部