玉ねぎ、タコなどの特産物が有名な淡路島。しかしそれだけでなく、さまざま海産物や野菜、それに丹波牛の中の一ブランドを誇る「淡路ビーフ」など、豊かな食材に恵まれた地域であることをご存知だろうか。

今回は、ランチやドライブ休憩に、さまざまなスタイルで島のグルメが楽しめるスポット「のじまスコーラ」を紹介しよう。

廃校を活用した「のじまスコーラ」には淡路島のグルメが満載!

淡路島の名産を4つの方法で楽しめる贅沢な施設

「のじまスコーラ」は、2012年8月に閉校した「野島小学校」を改装して作った施設。施設内には、野菜の集荷場・加工場やレストランなどが設けられていて、観光客や地元の人たちから親しまれている。

入り口には校章がそのまま残されていた

この施設の魅力は、なんといっても淡路島の食材がさまざまなスタイルで味わえること。「BBQテラス」「リストランテ」「カフェ・スコーラ」という3つのフロアでは飲食が楽しめるほか、「のじまマルシェ/のじまベーカリー」では旬の味覚をおみやげとして購入することができる。

海を眺めながら、新鮮な食材でバーベキューを!

天気の良い週末には手ぶらでバーベキューが楽しめる「BBQテラス」で、淡路牛や新鮮な海産物、自家製ソーセージを豪快に味わおう。メニューは、食材が盛りだくさんの「B set」(4,500円)、肉と野菜が楽しめる「A set」(3,500円)、子ども向けの「Kids set」(2,500円)などのほか、ライスプレートやうどん、ドリンクなども用意されている。

淡路牛盛り合わせ、淡路牛サーロインステーキ、海鮮盛り合わせ、自家製ソーセージなどが堪能できる「B set」(4,500円)

3階に設けられたテラスからは海を臨むことが可能。気持ちの良い風を感じながら食事をすることができるだろう。

海を臨むテラスからの眺め、気持ちいい~!

営業は土日限定だが、10名以上の利用があれば平日の予約も受け付けている(営業期間は3月中旬~11月中旬)。営業時間はランチタイムが11時半~15時(L.O 14時)、ディナータイムが17時~20時(L.O 19時半)となっていて、夜の利用の場合は事前の問い合わせが必要なので注意しよう。

淡路島野菜のサラダバーからシェフプロデュースの本格イタリアンまで

島の食材をおしゃれに味わうなら「カフェ・スコーラ」(1階)の利用がオススメだ。ドリンクなどをオーダーできるカフェタイムも設けられているが、特に女性にうれしいサービスが、ランチタイムに登場するサラダバー。「LUNCH MENU」(1,350円)をオーダーすると、淡路島野菜を使った約20種類のサラダが楽しめる。

約20種類のサラダが食べ放題となるサラダバー

もちろん、淡路島産の玉ねぎも!

生パスタや淡路牛を使った牛すじカレーなど、メインの料理も充実しているほか、特製フォカッチャとピザも食べ放題になるなど、リーズナブルな価格でおなかも大満足。「キッズパスタセット」(800円)、「キッズサラダバー」(600円)といった子ども向けのメニューがあるので、家族連れで訪れても安心だ。営業時間は11時~18時。ランチタイムは平日が11時~14時、土日祝日が11時~15時となっている。

学校の面影が残る店内

より大人な雰囲気を堪能したい人は、2階の「リストランテ・スコーラ」へ。地産池消の先駆者として有名なイタリア料理店「アル・ケッチァーノ」のシェフ、奥田政行氏がプロデュースした料理がテーブルに広がる。

地元の食材をふんだんに使った本格イタリアン

料理にはもちろん、天然スズキやバナナを与えた育てた「えびすもち豚」、それに淡路牛サーロインなど、島の旬の食材をふんだんに使用(メニューは季節・仕入れ状況等によって変更あり)。

落ち着いた空間で食事ができる

淡路島の自然の素朴な雰囲気から少し気分を変えて、訪れてみるのもいいかもしれない。営業時間は11時半~15時(L.O 14時)、18時~21時(L.O 20時)となっている

自宅でも淡路島グルメを楽しんで

淡路の食材を思う存分堪能したら、最後は「のじまマルシェ」に立ち寄ろう。採れたての地元野菜やおみやげがたくさんそろっている。

豊富な特産物とおみやげがそろう「のじまマルシェ」

玉ねぎの詰め放題も楽しそう!

また施設内の加工所で作られている商品も見逃せない。玉ねぎを使った牛すじカレーや、地元産バジルのドレッシングなど、淡路島の味覚をお持ち帰りするために、ぴったりのおみやげとなるだろう。

「淡路島の玉ねぎ牛すじカレー」

「バジルプリュス バジルドレッシング」

そしてドライブのお供には、地元の卵、牛乳を使った無添加のこだわりパンを。月替わりで旬の食材を使ったパンも製造しているので、何度訪れてもお楽しみがありそうだ。営業時間は10時半~19時(11~2月は10時半~18時)となっている。

パンの種類も充実している

施設内には靴を脱いで子どもとのんびりできる「キッズスペース」(土日祝のみ10時半~17時に営業)が完備されているほか、屋外ではアルパカやヤギと触れ合うことも可能。ドライブの途中、子連れでも安心して休憩できる場所と言えそうだ。

アルパカにも会える

同施設は盆踊り大会や料理コンテスト、タブレット教室など、地元のイベントでも多く活用されているとのこと。島内外の人から愛される人気のスポット、ぜひ訪れてみてほしい。

●information
「のじまスコーラ」
住所: 兵庫県淡路市野島蟇浦843
アクセス: 淡路ICから15分、北淡ICから10分
岩屋港から無料シャトルバスで13分

※記事中の情報・価格は2017年10月取材時のもの。価格は税別