フローティングボタンとジェスチャー機能を試す

コンパクトで持ちやすいデザインのhonor 9だが、片手操作にストレスを感じるユーザーもいるだろう。そんなとき、快適操作を助けてくれるのが「フローティングボタン」だ。ホーム画面やアプリ画面の端にボタンが表示されるようになり、このボタンをタップするとホームキー、バックキー、タスクキーなどのアイコンが表示され、各種操作が行える。よく使う指の近くにフローティングボタンを配置しておけば操作時の指の動きが減り、ストレスなく使えるようになる。

「設定」画面の「フローティングボタン」で機能をオンにする

画面の端に表示されるフローティングボタンはドラッグして位置を変更可能

フローティングボタンをタップしてメニューを展開する

また、honor 9には多彩なジェスチャー機能が用意されており、これらを活用することでさまざまな操作を簡単に実行できる。指を曲げて第二関節部分で画面をタップまたはドラッグするジェスチャーは便利で、最初は戸惑うかもしれないが、慣れると自在に操作できるようになるはずだ。

指の第二関節部分で画面の左端をタップして右にドラッグすると(左)、Android 7.0から搭載された画面分割に(右)

指の第二関節部分で画面の一部を囲うと(左)、トリミングしたスクリーンショットを保存できる(右)

さまざまな描画操作に対応しており(左)、指の第二関節部分で画面上に文字を描画することで各種操作を実行(右)

今回は操作感やカメラ機能を中心にhonor 9の魅力をチェックしてきたが、色再現度の高いフルHD液晶ディスプレイや、3,200mAhの大容量バッテリー、超広域3D音域技術を活用した臨場感あふれるオーディオ機能など、まだまだ注目したいポイントは盛りだくさん。

これだけの性能をミドルレンジクラスの価格で使えるのはうれしい驚きといえる。前モデルとは異なり、楽天モバイルをはじめ複数のMVNOで扱っているため、使い方に合ったプランを選べば、月々の利用料金も抑えることができるはず。高性能スマホをお得に使いこなしたいのならば、honor 9は実に魅力的な選択肢となるだろう。