PALTEKは、リキッド・デザイン・システムズが保育施設向けに開発した、非接触バイタルセンサーを活用する保育・介護向け見守りシステム「非接触型呼吸センサー IBUKI PLUS」(以下、IBUKI PLUS)の提供を開始した。

保育・介護向け見守りシステム「IBUKI PLUS」

現在、保育施設では乳児が突然死亡する「乳幼児突然死症候群(以下、SIDS)」の発生を防ぐため、0歳児は5分、1歳児は10分ごとに睡眠時の姿勢・顔色・呼吸の状態をきめ細かく観察し、チェック表に結果を記録するように規定されている。

今回、PALTEKが提供を開始した「IBUKI PLUS」は、乳幼児(およそ生後3ヶ月~2歳児)までの睡眠中の体動を検知することにより、呼吸を見守るベビーモニター。センサーパッドをマットレスまたは布団の下に設置して本体の電源スイッチをオンにすることで、乳幼児の呼吸数・体動を検知し、30秒毎に睡眠状態を「安定」、「体動」、「注意」で専用アプリに記録するとともに、5分毎、10分毎、15分毎の睡眠状態を6人同時に表示することが可能。これにより保育従事者は、乳幼児の状態を視覚的に確認することができる。

もしも異変が起きた場合はアラームで速やかに通知されるため、素早い対応が可能。呼吸数などのデータは数値が記録されているため、万が一の事故の場合に問題解明の一助になる。同データはCSV形式にてダウンロードできるため、施設の独自フォーマットにあてはめて使用することが可能となっている。

また、IBUKI PlUSはSIDSだけでなく、うつぶせ寝による窒息死の防止にもなる。また、大人モードに切り替えると、30秒毎に睡眠状態を「安定」、「体動」、「離床」、「注意」でアプリに記録するとともに、乳幼児同様、5分、10分、30分、60分ごとの睡眠状態を6人同時に表示できるため、介護用としても利用することができる。

価格は、台数やiPadの有無、充電池の有無、コッドベット対応の有無、設置サービスの有無などにより異なり、製品ページの問い合わせフォームより見積もりを行える。なお、同製品は、東京都など一部の地方公共団体において助成金支給の対象となっている。