アジレント・テクノロジーは、アイスティサイエンスと協力し、メタボローム分析における前処理から測定、レポートまでを完全自動化したソリューションパッケージを提供することを発表した。販売開始は11月13日。

従来のメタボローム分析では、採取した試料を溶媒抽出したあとに遠心濃縮、凍結乾燥、誘導体化などの煩雑で長時間の前処理が必要であった。今回、アイスティサイエンスは、固相誘導体化技術を開発しオンラインSPE-GCシステム(GC用環境分析自動前処理装置)に組み込み、商品化することで、メタボローム分析において抽出以降の前処理を完全自動化するとともに、従来2日程度を要していた前処理にかかる時間を10分程度に短縮した。

この前処理自動化ソリューションは、アジレントのGC/MS(ガスクロマトグラフ質量分析計)「Agilent 5977B GC/MSシステム」、または「Agilent 7000シリーズ トリプル四重極GC/MS」と組み合わせて利用する。メタボローム分析で使用する測定条件ならびにデータベースは、アジレントのソフトウェア「MassHunter」に登録されている。

両社のシームレスなソリューションパッケージにより、メタボローム分析を前処理、GC/MS測定から、複雑なデータ解析まで実行することが可能となる。メタボローム分析の自動化により、ユーザーのワークフローが劇的に改善されるだけでなく、分析精度の向上にもつながるとしている。

アイスティサイエンスは、アジレントのVAR(Value Added Reseller)として、アジレントのGC/MSにオンラインSPE-GCシステムを組み合わせた水質分析用ソリューションパッケージを提供しており、従来2時間程度を要していた水質分析の前処理時間を10分程度に短縮してきた。このたび、メタボロームの分析においても、誘導体化を含めた前処理を自動化するソリューションを商品化し、アジレントのGC/MSと組み合わせたソリューションを提供することになる。