ソニーは11月1日、家庭用エンターテインメントロボット「aibo」を発売すると発表した。発売日は2018年1月11日で、本体価格は19万8,000円(税別)。同製品の特徴は、「愛らしさ」「知的認識」「表現力」「学習・育成」であるという。

家庭用エンターテインメントロボット「aibo」。2006年の生産終了から約12年ぶりに復活する

同製品は「思わず触れたくなる愛らしさ」を目指してつくられ、全体的に丸みを帯びたデザインとなっている。また、鼻には画像認識機能をもつカメラをもつほか、額・背中・あごにはタッチングセンサが搭載されているなど、センシング技術による周囲状況の把握を実現する。得られた情報をもとに、AI技術を用いて学習することも可能だ。瞳にはOLEDを採用し、多彩な感情を表現することができるほか、計22軸のアクチュエータにより、しなやかで躍動感のある身のこなしを実現する。

aiboを使用するためには、「aiboベーシックプラン」への加入が必要となる。同プランに加入すると、家庭でのWi-Fi接続やモバイル回線接続で、クラウドで解析された情報をもとにしたaiboの成長や、専用アプリとの連携など、aiboのすべての機能を利用できる。また、定期的にaiboのデータはクラウドにバックアップされるため、故障・事故などで修理が不可能な場合でも、バックアップされたデータを新しいaiboに復元するサービスの提供を予定しているという。

加えて、aiboに不具合や故障が発生した際に修理代が割引となるサービス「aiboケアサポート」も用意されている。同サポートへの加入は任意となる。

価格は、「aibo」(商品型番:「ERS-1000」)本体価格が19万8,000円(税別)。「aiboベーシックプラン 3年」は一括払いで9万円、月払いで2,980円×36回、「aiboケアサポート」の価格は3年間の加入で5万4,000円、1年間の加入で2万円となっている。

なお、同製品は発表同日(2017年11月)午後11時1分より、ソニーのインタネット直販サイト「ソニーストア」にて予約受付を開始する。ただし、予約数には限りがある。

また、大塚実氏が約50枚の写真とともに、その技術の詳細についた触れたレポートも弊誌にて掲載済みなので、aiboの詳細を知りたい人はそちらもお読みいただければと思う