メガネスーパーのウェアラブル事業加速化を目的とした新会社「Enhanlabo(エンハンラボ)」と、BtoB位置測位IoTで事業展開するITベンチャー・タメコは、屋内位置情報と視覚を連動させた融合ソリューションを開発し、共同営業を始めることを発表した。

メガネ型ウェアラブル端末「b.g.(ビージー)」

エンハンラボは、技術革新を通じて新たな市場の開拓を目指し、「視覚拡張」をキーコンセプトに、「見え方」「かけ心地」にこだわったメガネ型ウェアラブル端末「b.g.(ビージー)」の商品企画化を進めてきた。一方タメコは、「位置連動型オートメーション」をキーコンセプトに、UWB(超広帯域周波数帯)およびBLE(BluetoothLowEnergy)による、リアルタイム位置測位IoTの産業向け事業展開を行っている。

作業位置に応じて、表示されるマニュアルが自動切り替えされる

今回展開する共同ソリューションは、「視覚拡張」による作業効率化と、「位置連動型オートメーション」による作業効率化のメリットを掛け合わせることを目的とした位置連動型ウェアラブルソリューションだ。具体的には、タブレットやスマホに格納された作業マニュアルや遠隔画像が、「b.g.」上で作業位置に応じて自動的に切り替わる。

なお、両社は今回のコラボレーションをきっかけに、将来的には国境をまたいだ製造業企業におけるノウハウ伝授や屋内外での安全、および動線管理までワン・ストップで実現することを視野に、リソース投資を行っていく見通しだ。