協和エクシオは10月30日、クラウド総合エンジニアリング事業強化の一環として、ICT(情報通信技術)を活用したオフィストータルソリューションの提供強化を目的にWeb電話帳アプリケーションの企画・開発・販売を手がけるPhone Appli(フォンアプリ)と資本・業務提携に関する基本契約を締結したと発表した。

協和エクシオでは「グループ総力を結集し、トータルソリューションで新たな成長ステージへ」という中期ビジョンのもと、情報通信インフラの構築をはじめとした通信インフラ事業に加え、クラウド総合エンジニアリング事業における音声など、コミュニケーションソリューション分野、IoT 分野などの強化にも取り組み、さまざまなサービスを展開している。

一方、Phone Appliは「人と人、人とモノをインターネットでつなぎ、イノベーションを生み出すお手伝い」を経営理念に掲げ、Web電話帳アプリケーションを主軸に、コミュニケーションの効率化などを実現するサービスを提供しているほか、近年ではIoTを活用した「働き方改革」関連のソリューションを展開するなど、新技術を活用したサービス開発にも積極的に取り組んでいる。

今回の資本・業務提携に伴い、両社の強みを生かし、エンタープライズ向けコミュニケーションソリューションおよびIoTのビジネス拡大、エンジニアリング分野の拡大、さらにはお客様の働き方改革をより高度にサポートするオフィストータルソリューションの確立・提供に関する協業を行い、各分野における両社ソリューションの市場拡大を目指す考えだ。

協和エクシオは、Phone Appliの普通株式6万株(保有比 2.4%)を取得する予定。今回の提携により、同社サービスの拡充と収益拡大を見込んでいるが、業績に与える影響は軽微だという。