SBIホールディングスと仮想通貨の決済サービスを提供する英国のWirex Limited(Wirex)は10月20日、共同でアジア地域を事業対象とした合弁会社「SBI Wirex Asia株式会社」を設立することに合意したと発表した。

Wirexはビットコインをはじめとした仮想通貨を、世界中のVISAネットワークで利用できる決済サービスを提供している。Wirexのアプリ上で仮想通貨を米ドルやユーロ、英ポンドへと瞬時に交換することが可能となっており、その法定通貨をWirexが発行する「Wirexカード」を通じて世界中のVISAのATM、加盟店等のネットワークで利用できるという。

今後、SBIグループよりWirexの日本現地法人へ2017年10月末を目途に出資を行い合弁会社とし、日本で仮想通貨決済カードを発行していくとともに、アジア地域において仮想通貨、分散台帳技術(DLT)、決済といった分野において共同事業を展開していく予定だ。

なお、出資比率はSBIグループ60% 、Wirex社 40%を予定している。