電源管理IC専業の米Power Integrationsは10月17日(米国時間)、マレーシアのペナンに生産サポートおよび研究開発センターを開設し、アジアでの事業を拡大すると発表した。

すでに開所に際した式典を終えた1115m2の施設では、24名の従業員が業務を行っているが、今後、継続して増員を図っていくとしている。また、マレーシアで高度な研究と工学のための強力なエコシステムを確立するための産官学パートナーシップであるCollaborative Research in Engineering, Science and Technology(CREST)とも協力していくとしている。

なお、Power Integrationsの社長兼CEOであるBalu Balakrishnan氏は「我々はシリコンバレーの企業だが、企業文化がアジア的になってきている。これは現在、我々の販売においてアジア地域の顧客が大きな割合を占め、サプライチェーン(ファウンドリ、アセンブリおよびテスト)も主にアジアを拠点としていることを反映したものである。ペナンは技術系の人材が豊富で、特に我々のようなテクノロジー企業に対して協力的なビジネス環境があることから、拠点を構えるのに最適であった」と述べている。

開始式に臨むPower Integration社社長兼CEOのBalu Balakrishnan氏(右)とマレーシア・ペナン州知事のLim Guan Eng氏(左) (提供:Power Integration)