お笑いタレント・ビートたけし初の純愛小説『アナログ』(9月22日発売)が、発売からわずか3週間あまりで10万部を突破したことが16日、わかった。この日、5刷、2万部の重版が決定した。

ビートたけし初の純愛小説『アナログ』

同書は、すべてがデジタル化された社会で、連絡先も素性も知らない者同士が互いに“会いたいと思う気持ち”を大切に深め合っていく、アナログな恋愛を描いた作品。自身初の恋愛小説について、たけしは「人生で一度だけ、こんな恋がしたいと思った」と語る一方、NHKの報道番組では「漫才師の後輩の又吉(直樹)が芥川賞を取ったことを聞き、はらわたが煮えくり返る思いで書いた」とも明かした。

また、たけしの原点とも言える毒と笑いに満ちた新潮新書『バカ論』も、10月14日の発売直後から爆発的な売れ行きをみせ、10月15日には紀伊國屋書店全店の新書部門で1位に。さらに、10月7日公開された映画『アウトレイジ 最終章』も興行ランキングで1位スタートを飾り、小説、新書、映画ともに存在感を放っている。