arcserve Japanは10月16日、データ保護ソリューション「「Arcserve Unified Data Protection」のラインアップにメールアーカイビングソフトウェアの「Arcserve UDP Archiving v6.0」を追加し、11月15日より受注開始、同20日から出荷開始すると発表した。価格は税別で、38万9000円から。

新ソフトウェアは、今年4月に買収を発表したFastArchiver社のメールアーカイブ技術を同社の製品として提供するもの。企業運営に必要不可欠な電子メールを長期保管し、監査や証拠開示の際に簡単、迅速にアクセスできるようにすることで、法規制や社内のコンプライアンスへの対応を実現する。

メールシステムとは別にメールを保存することで、法的リスクの回避を可能にするほか、送受信されたメールをすべて収集し、暗号化してオンプレミス、またはクラウド上に一定期間保管することができるという。

また、メールをアーカイブすることで、メールシステム上に大量のメールを長期保管しておく必要がなくなり、メールシステムのストレージ削減にも貢献する。

同製品は仮想アプライアンスで提供されるため、オンプレミス、またはクラウド上のVMware vSphere、Microsoft Hyper-V、AWS上に迅速に展開でき、すぐに運用を開始することを可能としている。

そのほか、保管されたメールにアクセスしたユーザ、アクセス時間など、実行されたアクティビティを追跡するログなど、監査時に役立つ機能が搭載されているほか、役割ベースのアクセス制御により権限を明確に分けることで、不正な実行やアーカイブされたメールの改ざんを防ぐなどセキュリティ強化を可能としている。