アジアで最もランサムウェアに遭遇する危険性が高い国は?

日本マイクロソフトは10月13日、2017年上半期を対象とした第22版「セキュリティ インテリジェント レポート」の公開に伴い、そのサマリーを紹介した。

同レポートによると、2017年3月の時点で0.012%と、日本はアジア21カ国でランサムウェアの遭遇率が最も低くなっているという。アジアでランサムウェアの遭遇率が高い国は、上からバングラディシュ、パキスタン、カンボジアとなっている。

ちなみに、米国のランサムウェア遭遇率は0.02%となっているが、世界の中でも欧州の遭遇率が高くなっているという。

世界の平均に比べて高い欧州の国は、チェコ共和国 (0.17%)、イタリア (0.14%)、ハンガリー (0.14%)、スペイン (0.14%)、ルーマニア (0.13%)、クロアチア (0.13%)、ギリシャ (0.12%)。

また、同社のクラウドサービス「Microsoft Azure」に対する攻撃の状況についても公開している。

前年同期に比べ、Azure上のユーザーアカウントに対する攻撃は300%増、悪意のあるIPアドレスから試行されたサインインの数は44増だったという。Azureに対する外部からの攻撃の3分の 2以上が、中国と米国内のIPアドレスからで、その割合はそれぞれ 35.1%と32.5%だった。