NTTコミュニケーションズ(NTT Com)は10月4日、6月に発表したGoogleとのパートナーシップの一環として、10月5日から「G Suite」の提供を開始すると発表した。また、G SuiteとともにオプションサービスやNTT Comの導入サポートを一体で提供することにより、同サービスのスムーズな導入を実現し、働き方改革を支援するという。価格は、Basicが月額500円/ID、Businessが同1200円/ID、Enterpriseが同3000円/ID。

G Suiteは、メールやスケジューラー、ストレージ、ビデオ会議、ビジネス文書作成ツールなどGoogleのアプリケーションを一体的に提供し、業務の生産性の向上が見込めるサービス。機械学習による効率化も採り入れており、NTT Comのネットワーク上で提供し、DNSサービス、ドメイン登録代行サービスなどをオプションとして提供するほか、導入サポート、既存のメールサービスからの切り替えサポートも一元的に提供するという。

「G Suite」のラインアップ

主な特徴として「豊富なオプションサービスを一元的に提供」「導入から運用・保守まで品質の高いサポートが可能」の2点を挙げている。

豊富なオプションサービスを一元的に提供することについて、同社のネットワーク接続機能、DNSサービスおよびドメイン登録代行サービス、メールの誤送信防止機能など、豊富なメニューを提供する。これにより、G Suiteの機能や使い勝手、セキュリティの向上を実現するという。また、これらのオプションサービスをG Suiteの基本機能と一括で申し込むことを可能としている。

導入から運用・保守まで品質の高いサポートが可能であることに関しては、既存のメールサービスからの切り替えなど、導入をサポートするメニューもオプションで提供する。なお、導入後の故障情報やメンテナンス情報の提供を含めた運用・保守については標準で提供するため、ユーザーはヘルプデスクを追加料金なしで利用することができる。社内にICT専任の担当者がいない場合や、運用・保守などに稼働がかけられない場合でも、G Suiteの導入や運用を支援するという。