米オラクルは10月2日(現地時間)、エンジニアドシステムの最新版「Oracle Exadata X7」を発表した。

同製品は、最新のIntelc Xeoncスケーラブル・プロセッサを搭載しており、PCIe NVMeフラッシュ・ストレージの容量は100%、ディスク容量は25%増加している。ディスク・ストレージのRAW容量は1.7ペタバイト、NVMeオールフラッシュ・ストレージは720テラバイトとなる。

さらに、Ethernetネットワーク帯域幅は毎秒10ギガビットから毎秒25ギガビットまで150%向上しており、メモリ容量とパフォーマンスは50%向上しているという。

ソフトウェアも刷新されており、インメモリ・データベース技術のパワーが大容量のExadata NVMeフラッシュ・ストレージにまで拡大され、共有ストレージ内の大規模データセットに対する分析ワークロードでも、インメモリ・パフォーマンスを実現する。

こうした進歩により、DRAMでインメモリ・データベースを高速化するベクトル演算アルゴリズムを適用して、Exadataフラッシュ・ストレージ内にカラム型フォーマットのキャッシュを自動的に生成し、OLTPやアナリティクス用のデータベースを高速化して、アナリティクスを最大400%拡大するとしている。

新たなソフトウェアは、共有ストレージからのOLTPワークロードに関してもインメモリ・パフォーマンスを実現する。ストレージ内のキャッシュとして自動的にDRAMを使用することで、すでに高速なフラッシュのアクセス時間と比較しても、最大250%もデータ・アクセスを高速化する。