アイルは2日、島根県松江市に研究開発施設「アイル松江ラボ」を開設を発表。プログラミング言語「Ruby」による次世代システム開発強化に取り組んでいく。

同社は5月に、既存クラウドサービス「CROSS」シリーズの次世代版開発をプログラミング言語Rubyに統一し、島根県松江市を研究開発拠点とすることを発表している。中堅・中小企業の業務課題への柔軟な対応を掲げ、業績を伸ばす同社は、ネットショップ一元管理ソフト「CROSS MALL」、ポイント・顧客情報一元管理ソフト「CROSS POINT」、人材派遣業界向けスタッフ管理ソフト「CROSS STAFF」などクラウドサービスとして提供するCROSSシリーズを展開しているが、次世代版のCROSSシリーズの開発言語をRubyに統一。CROSSシリーズのデータをAI技術を活用した分析や自動化を用いた、経営戦略に活かせる基盤への進化を開設した「アイル松江ラボ」から目指す。

RubyWorld Conference 2017(公式Webサイト)

松江市は、Ruby開発者のまつもとゆきひろ氏に名誉市民を贈呈、OSSとRubyをテーマにした地域プロジェクト「RubyCity松江」を進めるなどRubyとの関わりが深い。アイルは11月1日、2日に開催される「RubyWorld Conference 2017」にもスポンサー協賛し、ブースではRubyで構築しているCROSSシリーズの機能性や今後の展開なども紹介する予定。